「言語化の魔力」を読んだので、その感想をまとめておきます。

  • 言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える
  • 著:樺沢紫苑
  • 幻冬舎

コントロール感

悩みについてストレスを感じるのは「コントロール感」がないことが原因だそうです。

自分にはどうしようもない、どうにもできないと思うようなことは、改善できず悩むしかなくなってしまいます。
私も、どうあがいても上手くできないことについて悩みを抱えることがありました。自分ではがんばってるはずなのに、どうにもできなくて、改善の方法もわからなくなってしまっていました。

悩みの再設定

悩みを解消する方法の1つとして「悩みを再設定する」ことが書かれていました。

例えば、「大地震が怖い」という悩みがあったとして、これは自然現象なので自分でコントロールすることはできません。
でも、「地震で命が危険にさらされるのが怖い」と悩みを再設定してみると、家屋を耐震補強したり、保険に入ったりすることができます。このように、コントロールできないことからコントロールできるものへ変えることができます。

言語化

頭の中で同時に考えられる対象は3つ程度しかないそうです。これをワーキングメモリというそうですが、悩んでいるとその数は減っていきます。
悩んでいると、堂々巡りになっていくら時間を書けて考えても解決策が思い浮かばないことがあります。これはワーキングメモリが減ってしまっているせいもあります。
なので、頭の中で考えていることを言語化して外に出すことで、考えられる量を増やすことができます。

まとめ

「言語化大全」を読んでこの本が紹介されていたので読んでみました。
悩みの強弱はコントロール感が大きく左右しているというのはとても納得できました。悩みの再設定はそんな方法もあるのかと驚きました。ただ、自分ひとりでこの発想の転換を行うのは難しそうだなとも思います。言語化のメリットはやはり大きいなと実感しました。