「最高の集い方 記憶に残る体験をデザインする」を読んだので感想をまとめておきます。

書籍情報

  • 「最高の集い方 記憶に残る体験をデザインする」
  • プリヤ・パーカー著 / 関美和 訳
  • プレジデント社

仕事の定例会議、プライベートでの食事会など、人々が集まる場をどうつくり、主催者としてなにをすべきなのかが書かれています。

なぜ集まるのか

人々が集まるにはその理由が必要です。

定例会議などその場に集まることが決まっている場合、その理由を考えることは少ないかもしれません。
しかし、人々がそこに集まるのには理由があるはずですし、それを考える必要があります。改めて理由を考えてみると、そこで何を話すべきか、どこで集まるべきかが変わってくるかもしれません。
まずは「なぜ集まるのか」を再度考えてみる必要があります。

誰を招かないのか

人が集まる場を提供する場合、参加者は多ければ多いほど良いと思うかもしれません。
でも、なぜその場を作るのかを考えたとき、この人は招かないほうがいいということがあるかもしれません。親友が集まる場に、親友の友達を招くと友達が中心になってしまいそれまでの関係性では話ができないかもしれません。
一見すると、多様性の時代に背くような形に聞こえますが、そうではなく目的に合わせて招く人を決めることで、その場をより良いものにしようということです。

主催者の役割

集まりの主催者は参加者全員が楽しめるよう、その場を取り仕切る必要があります。

得てして主催者は「参加者が自由に話せるように出しゃばらないようにしよう」とか「自分の意見を通すのは迷惑なのではないか」と思ってしまいがちです。
でも、そんなふうに主催者が気を使っていると、第三者がその場を回してしまい、他の参加者がいい思いをしないかもしれません。主催者はその力を使って、参加者をもてなす必要があります。

まとめ

人々が集う場をつくるには、まず目的を再確認する必要があることがわかりました。その上で必要であれば、誰を招かないかも主催者として勇気を持って決める必要があります。
そして、人々が集まったら主催者は最初から最後までその場を取り仕切る必要があります