書評「スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本」
普段話す中で、どうしても言葉につまったり、無意識のうちに「えーっと」とか「あのー」といったフィラーを挟むことがあります。
フィラーがあると、話が聞きにくくなったり、自信がなさそうに聞こえてしまいます。
この本は、そんなフィラーをなくすための方法が書かれています。
書籍情報
- スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本
- 高津和彦 著
- フォレスト出版
なぜフィラーがでるのか
この本ではフィラーは「心」「思考」「声」が関係していると書かれています。
心とフィラーは密接に関連しており、自己評価が低い人は出やすい傾向があるようです。
だからといって「心を強くもてば、フィラーは出ないんだ!」といった精神論を話したいわけではありません。
その心を「思考」(理性)でコントロールできればいいのです。
対策としてこの本では「1文を短く区切って話す」ことを推奨しています。
読点「、」で文を長く続けていると、口で話すことに頭の思考が追いつかず、どうしてもフィラーを挟んで思考する時間を作る必要があります。
これを防ぐには句点「。」で文を区切って、すこし間をとってその間に思考するとよいと書かれています。
また、自信のある「声」で話すことも必要だそうです。
小さな自信を積み重ねることで、声にもよい影響があるとのことでした。
本書では自身をつけるための具体的な行動がいくつか書かれていました。気になる方はぜひ読んでみてください。
まとめ
心とフィラーは関連しており、自信がない人は多く出てしまう傾向があるようです。
思考(理性)により心を制御するため、1文を短く切るとよいとのことでした。そのうえで、行動によって自信をつけて自身のある声で話せると良さそうです。